一般的な機械翻訳エンジンは、日常的な文章の翻訳には非常に優れていますが、専門分野の定型用語については、文脈によって訳し分けてしまい、その分野で「正しい」とされる決まった訳語(統一表記)にならないことがあります。
「主訴」という、カルテ記載で使われる定型的な臨床用語は、一般翻訳では "main complaint" のように、意味は通じても現場の標準表現に ならないことがあります。業界専門用語辞書を適用すると、 "chief complaint" という、臨床現場で実際に使われる正しい定訳に統一されます。
「この用語は、この言語ではこう訳す」という辞書を、翻訳エンジン 自体に登録しておくことで、 文章全体の自然さを保ったまま、専門用語だけを 確実に統一します。後から単語を置換するような処理ではないため、 文法・文脈は崩れません。
それぞれの分野で、なぜ一般翻訳では不十分なのか、具体例とともにご紹介します。
「主訴」「既往歴」「頓服薬」等、カルテ記載で使われる定型的な臨床用語を、標準的な英語表現(chief complaint・medical history・PRN medication等)に統一します。
「準拠法」「瑕疵担保責任」「甲・乙」等、契約実務特有の用語を統一。契約書内で同じ概念が別の表現に訳し分けられてしまうリスクを減らします。
IUPAC命名法に基づく正式名称と慣用名の区別、GHS・安全データシート(SDS)の定型表現を、規制文書の標準に沿って統一します。
学位名称・成績評価等、日本特有の教育制度の表記を、海外の教育機関・雇用者が正しく理解できる表現に統一します。
製品UIの文言・API仕様書の技術用語を統一。「ログイン」「エンドポイント」「認証」等の表記揺れによる開発者の誤解を防ぎます。
日本基準(J-GAAP)と国際基準(IFRS)で対応が異なる会計用語を統一。決算資料・IR文書での訳し分けによる誤解を防ぎます。
「重要事項説明」「契約不適合責任」等、宅地建物取引業法に基づく実務用語を統一。海外投資家向け資料・契約書の誤解を防ぎます。
ISO規格に基づく部品名称・「公差」等の品質管理用語を統一。海外拠点・サプライヤーとの仕様のすり合わせミスを防ぎます。
特定の業界向けではなく、翻訳の言い回しそのものをより自然にしたい方向けのオプションです。会社紹介・お問い合わせ対応等、言葉づかいが印象に関わるページにおすすめです。標準翻訳より応答にやや時間がかかる場合があります。
詳しく見る →¥3,000 / 言語・月 同じドメインで複数言語に適用する場合は、言語数分の金額になります。
専門用語の統一は行いますが、訳文の医学的・法的・会計上の正確性そのものを保証するものではありません。実際の診療・契約・決算・安全管理に用いる文書は、必ず各分野の専門家による確認を経てからご使用ください。
設定は、ログイン後のダッシュボード「業界専門用語辞書」ページから、ドメイン・業界・適用する言語を選ぶだけで完了します。